保護者の声
~機関紙「よってかっしゃい」30号から~
◆保護者の声◆
息子は、中学1年生のときは支援級で頑張っていたのですが、2年になって支援級の体制が変わってから、学校の先生への不満を漏らすようになりました。3年になると、本人や親へ何の説明もないまま、また支援体制が変わりました。私はもう学校への不信感しかありませんでした。息子は先生に反抗するようになり、同級生とトラブルを起こし、教室で暴れたこともありました。私は絶対に学校の支援ミスだと思いましたが、学校側はそうは思っていないようでした。
それから息子は学校を休むようになり、担任に対しては不満だらけで不信感が強く、話もしたくないという状態になりました。学校とは何度も支援会議をしていましたが、何の解決策も見いだせないまま終わるのが常でした。私はどうしていいから分からず、小学校の頃から相談していた清水先生に助けを求めました。清水先生はしっかり話を聞いてくれて、学校とのパイプ役になってくれました。
学校の先生とは一切話さない息子ですが、清水先生には話すことができます。話し下手の息子の言葉をちゃんと聞いて、整理して、代弁してくれる清水先生を、息子も信頼しているのだと思います。息子や親の気持ちをくみ取って学校側に伝えるだけでなく、具体的な支援方法を学校の先生に提案してくださいました。居場所のない息子に学校内に居場所をつくることや、学習に対して意欲を無くしていた息子に、基礎を積み上げることができる問題集を勧め、学校ではその問題集を繰り返し取り組むように提案してくださいました。清水先生のおかげでやっと支援会議が意味あるものになったような気がします。
息子はさくら国際高等学校の飯山学習センターを進学先に選びました。そこへ進学するために、中学校でつけておく力も息子に具体的に話してくださいました。
1、書く力・読む力・話す力
2、レポート(学習課題)に取りくむ力…学力・体力
3、小さな集団で、仲間と折り合いをつける力
その力をつけるために、中学校へ通うことの大切さを分かりやすく話してくださったおかげで、息子は少しずつ学校に行くようになり、学習にも取り組むようになりました。そして徐々に学校にいる時間が増えていきました。教頭先生は「ぱーむぼいすとつながってくれていて良かった」と言っていました。私も、おんぶに抱っこ状態で申し訳ないと思いながらも、本当に感謝しています。合格通知もいただき、4月から高校生となります。これからもお世話になると思いますがよろしくお願いします。