ぱーむぼいすH29年度の成果と課題①
~機関紙「よってかっしゃい」30号から~
ぱーむぼいすH29年度の成果と課題
◆相談事業◆
相談件数は年々増加しています。特に医療、福祉の支援が必要なケースが増え、専門機関との連携が必須となっています。
学校との連携に関しては、学校で行われる支援会議などに出るケースが増加し、今の相談部の体制では対応が困難になってきました。学校に代わって、保護者との調整はもとより、学校での学習支援計画、生活づくりにまで参画を求められ、助言や情報提供にとどまらず、一部学校の業務に携わらなければならないケースもあります。学校との連携は進んでいますが、学校業務と法人の任務との線引きを明確化するなど、連携の在り方については再考していく必要がありそうです。
◆学習支援事業◆
学習支援は、年間延べ1000時間程度となっています。小学生の利用者は減少していますが、中学生の利用者が増加しています。
29年度は登校できない中学生への「登校時間内での学習支援」の要請が、学校や保護者から出るようになりました。中間教室、または中間教室的な学習支援が増え、学校と連携しつつ学校外での学びの場としての学習支援が行われています。しかし、各自治体で対応が異なるため、住んでいる場所によって利用者の負担が違います。自治体による格差をなくすことが課題だと思っています。